【設定例】
http://www.sample.com/private/
にアクセス認証を設け、会員の ichiro、hanako
に対して
それぞれにパスワード pass1、pass2
を設定するものとします。
【STEP-1】 ユーザー "ichiro" の設定
- サーバーにSSH またはTelnetでログインします。
- ログインしたら次の様に入力します。赤字の部分は適宜変更してください。
/usr/bin/htpasswd -c
/home/sites/www.sample.com/web/.private
ichiro
- New password に、pass1
と入力し、Enterキーを押します。
(実際には入力したパスワードは表示されません)
- Re-type new password に、pass1
と再度入力、Enterキーを押します。
- これで以下が表示され、ichiro が設定されました。
Adding password for user ichiro
【STEP-2】 ユーザー "hanako"
の追加(不要の場合はスキップして【STEP-3】に進んでください)
- 続いて次の様に入力します。
/usr/bin/htpasswd /home/sites/www.sample.com/web/.private
hanako
(※ichiro の設定時に入力した、-c
は入力しないでください)
- New password に、pass2
と入力し、Enterキーを押します。
(実際には入力したパスワードは表示されません)
- Re-type new password に、pass2
と再度入力、Enterキーを押します。
- これで以下が表示され、hanako が設定されました。
Adding password for user hanako
- 以上でユーザーとパスワードの設定は完了です。ログアウトしてください。
【STEP-3】 .htaccess ファイル作成
- テキストエディタで .htaccess ファイルを作成します。
ファイルの中身は以下の様に記述し、ファイル名を「.htaccess 」として保存してください。
AuthUserFile /home/sites/www.sample.com/web/.private
AuthGroupFile /dev/null
AuthName "会員様専用ページ"
AuthType Basic
<Limit POST GET PUT>
require valid-user
</Limit>
<Files .htaccess>
order deny,allow
deny from all
</Files> |
- 作成した .htaccess ファイルを、アクセス制限をかけたいディレクトリ(例の場合は /private )に、FTPで転送します。
- 以上で設定はすべて完了です。ブラウザから http://www.sample.com/private/ にアクセスすると、認証ダイアログが表示され、IDとパスワードの入力を求められる様になります。
- さらに違うディレクトリにも制限をかけたい場合は、上記手順に従って、アクセス認証をかけたいディレクトリ(例では.private)を全て違う名称に置き換えて新たに作成してください。
- SSH / Telnet や Linux コマンドについては、専門書籍や関連ウエブサイトをご覧ください。
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